HOLDUP

ミシシッピーの旦那の実家にバケーションに行った帰りの出来事。
フリーウェイを走り出して、ミシシッピーのパールにさしかかった頃、後ろからパトカーの点滅が見えたので、バックミラー越しに見てみると、SUVの車内の点滅鐙が光っていて、後ろからついて来ている。
別にスピード違反もしていないし、いいスピードで追い越しをかけていった車もいたけど、追いかけても行かないし、ただのパトロールだと思って気にせずに走りつづけた。

そのうち、昼寝から起きた旦那が「後ろポリスじゃないの?」と言ったそばから、どこからか数台のパトカーがやってきて、あっという間に包囲され、路肩に停車させられた。
それでも私はまだ『事故でもあったのかしら?』なんて思ってた(間抜けだ〜)。 すると、いきなり拳銃を構えた警官にホールドアップされ、手を上げたまま2人とも 車から降りて、事情を聞かれる。
もうTVの犯人逮捕シーンさながらだ!
旦那なんて、ボディチェックされて「麻薬はないか?ウエポンは隠してないか?」と かなり犯人扱いされたけど、ミリタリーの休暇証明やIDチェックして、容疑(?)がはれて、車内に取残されて泣きわめいてるくみタンをあやしていた。
私は、免許証を見せて、事情聴取され
警官「英語わかる?」
ワシ「少しなら・・・」
警官「何で止まらなかったの?」
ワシ「違反もしていないし、止まらなくちゃいけないと思わなかった。」
警官「でも、ずっと警告してたでしょう」
ワシ「サイレンでも鳴らしてくれたら、すぐ止まったのに〜」
警官「・・・(やれやれ)」
なんだかあきれられてしまったけど、警告切符をもらって(罰金無し)彼らはあっさり去って行った。
きっと「チッ、日本人だったのか〜。無駄骨だったぜ。」なんて言ってるんだろう(笑)

結局の所、肝心のなぜ止められたかがわからないまま。
おそらく他州のナンバーで、ファミリーカーじゃないし、職務質問するつもりだった のでしょう。
南部ではまだ差別が残ってるし、よそ者やマイノリティーの人種には、厳しいのでしょうね。そう言えば警官は皆白人だったな・・・考えすぎかな?
でも、善良な市民にも警官は銃を向けなくてはいけないなんて、アメリカはやっぱり 銃社会なんですね〜。恐っ!


   

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